全国自治体病院協議会
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【会長通信 Vol.37】(4月新年度)

 本来なら、新しく入職される方々に向けたお祝いとお願いを述べる筈でした。しかしながら、3月11日に発生した東日本大震災の被害が緊急号でお見舞いと激励を申し上げた時からどんどん悪化し、更には東京電力福島第一原子力発電所の事故も加わり、被災者並びに関係者の皆様には何と言ってよいか、本当に言葉が見当たりません。
 その中にあって、医療や患者移送などに関わっておられる全ての関係者、特に我々自治体病院の仲間に心から敬意を表したいと思います。自分自身や御家族、病院が被災した中で頑張っておられる方も多勢おられるとお聞きし、胸が締め付けられます。不幸にして亡くなられた会員病院の職員には心からお悔やみ申し上げますとともに、行方不明の方々が何処かで無事におられることを祈っております。
 さて、今回の震災で痛感しておりますのは、我々協議会の情報ネットワークの脆弱さです。被害状況がなかなか掴めませんでした。明治以後最大の自然災害という未曽有の事態であり、ある程度は仕方ありませんが都道府県支部でも被害の酷い所は全く連絡がとれませんでした。救援希望の病院が判らず、待機病院も多い状態は、阪神淡路大震災の時より被災範囲の広さもあり悪いようです。
 あれから16年。携帯電話やメール、パソコンなどITが猛烈に進歩していても、やはりキーステーションや中継機能がダウンしているとダメとのこと。16年前の災害の後で兵庫県支部が作った隣組的回覧板的連絡網が一番よいのかも解りません。それは、2次医療圏ごとに民間病院も組み入れ入院施設のある所を順に知らせていくという方法で、伝わらない所へは直接行って状況を掴み、次の所へスキップするというやり方です。
 その後、介護保険施設も出来ましたので、これからはそれらもネットワークに組み入れなければなりません。とにもかくにも医療の需要がある所に少しでも早く供給が出来るよう、医薬品や食糧など生活必需品と同じかそれよりも早く届くような仕組みが必要と痛感いたしました。4月の常務理事会や今年度の地方会議でも共通議題として急遽採り上げていただき、議論したいと思っております。
 色々な御意見が、特に困った経験をお持ちの方々からの御意見をお寄せいただければ幸甚です。 がんばろう日本!! がんばろう東北、関東!!



 
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